義歯セミナー受講

皆さんが使用している入れ歯（ここでは義歯といわせていただきます。）のセミナーを受講してきました。大変有意義で大事なものは患者さんとの掛け合いと印象（型取りのこと）が大事ということがわかります。

義歯の印象採得では、患者さんの準備が非常に重要です。印象採得の前に、患者さんの口腔内組織の状態を確認し、適切な口腔衛生技術を理解してもらうことが重要です。（口腔内をきれいにしないと、いくら入れ歯つくっても虫歯になっちゃうからしっかりと磨き方をマスターしようねってことです）

うまい印象のとりかたは適切な印象材を選択することも重要です。印象材を選択する際に考慮すべき要素には、患者さんのそれぞれにあった口腔内の状態とどこになにがあるかを確認してあたまのなかでどんな義歯を作成するかというイメージが大事になります。（頭のなかでイメージをして患者さんのベロの動きかたとか最初にチェックしようねってことです）

義歯の印象を採る際には解剖学的などの筋圧形成を考慮することが重要です。これらの筋圧形成は義歯の適合性や機能に影響を与えることがあり、患者さんの口腔内解剖学的な役割を理解することで、より快適で機能的な義歯を製作することができることがあります。（保険などではほぼやりませんが筋圧形成等をおこなったり手間暇をかけると良い義歯はできあがりますよ）

正確な印象を得るためには、トレーの選択と準備も重要である。トレーは、患者さんの解剖学的構造と使用するアルジネートを選択する必要です。接着剤や二回法の使用など、適切なトレーや患者さんの口腔内の確認をして準備を行うことで、必要な部分すべてに材料が流れ込み、歪みのリスク回避や型取りで欲しかった部分の取得をすることができます。

全体として、精密な成形技術と筋圧形成の知識は、各患者のそれぞれの口腔内に適切な正確で快適な義歯の印象を作成するために不可欠になります。しかしやはり保険だと限界があり、どうしても機能的に動くことができなかったりすることがあります。そこはご了承ください。

患者さんへの準備、印象材の選択、筋圧形成、咬合関係、トレーの選択と準備、消毒を慎重に考慮することで、我々歯科医は義歯印象の精度と信頼性を向上させ、患者さんの義歯治療を行って快適にものが噛めることができると考えます。

大変おもしろいセミナーでした。また別の講義に関してもいきたいところです。