親知らずや外科関係の治療

口腔外科の目次 症状によってお調べください

【親知らず(智歯)の抜歯】

一般歯科医院では中々できない,横向きに生えている歯や神経に近い難しい抜歯も対応しています.あまりにも全身麻酔でやるべき抜歯であれば大学病院に送りますが,患者の移動負担も考え,当院では可能な範囲抜歯しております.地域密着型として当院完結を目指します.

<一例>

神経が根っこ2本の間に挟まっており,更に神経が分岐して皮質骨と歯で挟まれていました.

60分かけ,慎重に抜歯を行い,痛みはカロナール(アセトアミノフェン)で自制内,

神経の麻痺なく腫れも少なく無事処置が出来ました.

 

 

 

 

 

 

 

【口唇や舌,粘膜にできた出来物(膿疱,腫瘍)】

唇や頬の粘膜等にできた出来物を除去することができます.ただし癌の可能性を疑う場合は大学病院口腔外科への紹介を勧めています.診断をしっかり行い,粘液嚢胞や血管腫,エプーリスなど,良性の嚢胞,腫瘍の除去を行います.

当院は電気メスを完備しているため,止血を十分に行いながら処置が可能です.

<一例>

口唇にできた線維性粘液嚢胞

昔から気にしていた唇の出来物だそうです.よく指摘されるから恥ずかしいとのことで,除去可能であることを伝え,摘出術を行いました.

口唇にも神経や血管が走っているため,慣れた目が必要です.無事血管や神経を傷つけることなく除去でき,患者さんも喜んでいました.20分程度の処置でした.

【上唇小帯】

上の前歯のところにあるヒダの付け根が下にあると前歯がすきっぱになってしまいます.そうならないためにヒダを縮小させる切除術が必要です.

主に成長期の子供に行いますが,大人しく処置をさせてくれる年齢になってからとなります.余りに暴れるようであれば鎮静や全身麻酔が必要になるため,大学病院への紹介となります.

<一例>

上唇小帯がある7歳の男児.Y字切開を行い,縮小させました.大体30分程度の処置となります.

【怪我して唇を切った,歯が抜けた,揺れている】

唇を怪我で切って放置すると,中に砂が入ったまま治ったり,傷口が目立って治ったりします.綺麗に掃除してから縫合することで,感染を防いだり傷を目立たなくしたりできます.

歯が抜けてしまった(歯牙脱臼)場合,時間との闘いです.泥や砂がついていても綺麗に落とさずに(歯根膜まで剥がれてしまう可能性があるため),牛乳に漬けて持ってきてください!できるだけ迅速な対応を致します.

歯が揺れている場合も同じく放置していると,歯の神経が死んだり,抜け落ちたりする可能性があります.固定を十分に行い,早めの対応が望ましいです.ご来院お待ちしております.

【顎が外れた(顎関節脱臼)】

顎が外れた場合,長時間放置していると周囲の靭帯が伸びてしまいます.

するとまた外れやすいという悪循環になります.

私は顎関節脱臼整復術を何度も経験しているため,下手に救急科へ行くよりも当院に来た方が早く済みます.

診療時間内であれば急患対応いたします.

地域密着型として貢献できればと思います.

【骨が出ていて気になる】

骨隆起,口蓋隆起といって,特に入れ歯を入れたくても骨の出っ張りが邪魔になり入らないケースがあります.当院はCT撮影ができ,除去可能のため,是非相談してください.

【がん検診】

口の中をよく見たら変な出来物がある,色がおかしいところがある,これって何だろう?そういった疑問があれば随時お聞きください.横浜市立大学附属病院で多くの癌患者,初診を診てきました.これは精査が必要かどうか,判断いたします.お気軽にお問い合わせください.

【歯根嚢胞】

歯の根っこの先に嚢胞が出来てしまい,一般的な根治療では治らないケースは外科的に嚢胞を除去して,逆側から根管充填を行う方法があります.大臼歯部は内視鏡がある施設でないと難しいですが,前歯部や小臼歯部であれば当院で可能です.

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